この記事読みました。

みなさま、こんにちは。

白石です。

 

さいきん、TwitterのTL(TIme Line)に現れるようにしている『ウォール・ストリート・ジャーナル日本版‏(@WSJJapan)』で回ってきた記事、読みました。

 

jp.wsj.com

 

”世界で最も技術が進化した米国は、世界で最もうつに悩んでいる国でもある。米国では10人に3人がうつ病にかかる。これは第2次世界大戦の時代と比べると推計で10倍の割合だ。”

 

だそう。

 

以下、本文も引用しておきますね。(ながい。下に私なりの要約書きますね)

””

 われわれはこれまで想像できなかったほど便利な時代に生きている。ソファから立ち上がることなくありとあらゆる本や映画をスマートフォンで楽しんだり、アプリを使ってエキゾチックな料理を玄関先まで宅配してもらったりできる。しかしこの便利さと引き替えに、クレジットカードの明細書には現れない負担をわれわれは支払っている。屋内でひとり、ソファに座ったまま生活を送ることは、うつ状態を引き起こしやすくするからだ。世界で最も技術が進化した米国は、世界で最もうつに悩んでいる国でもある。米国では10人に3人がうつ病にかかる。これは第2次世界大戦の時代と比べると推計で10倍の割合だ。

 

 米国では1990年以降、抗うつ剤の利用が400%増加した。しかしそれと同時にうつになる人の割合も増えた。これは米国に限ったことではない。世界保健機関(WHO)によれば、障害の原因となる最大の理由はうつだ。
 
 われわれの祖父母の世代の手仕事は今、ロボット掃除機「ルンバ」や ネットフリックス などの発明品が代行してくれる。しかし掃除機をかけることやレンタルビデオ店までビデオテープを返却に行くなどの小さな運動は、健康にポジティブな効果をもたらす。軽度の運動であってもストレスは発散され、モチベーション著者のスティーブン・イラルディ氏を高めたり感情をコントロールしたりするドーパミンセロトニンといった強い神経伝達物質が脳内で分泌される。逆に体を動かさなくなれば、脳の快楽中枢もシャットダウンしてしまう。人工知能(AI)の登場で人間が動く必要性がさらに低下すれば、うつ病の発生率が高まる可能性がある。 
 
 理屈で考えれば、自動化が進んでさまざまなアプリが人の代わりに動いてくれることで、ビーチに行ったりキックボールのチームに参加したりする自由時間は増えるはずだ。しかし、そうなることはあまりない。エネルギーの消費を抑えられる時、人体はなるべくそうするよう先祖の代から染みついているからだ。そのため、努力が必要ない場面ではなまけてしまうようにできている。仕事の後にゆっくりしたくなるのも、人類がたどった進化を考えれば説明がつく。そしてスマホなどのスクリーンを見続ける時間が長くなればなるほど動かない習慣が身につき、神経を過剰に刺激し、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が増える。コルチゾールは短期的には高度の緊張状態を乗り越える手助けとして作用してくれる。しかし慢性的に分泌されれば有害なほどのストレス反応を脳が示すきっかけとなる。研究者らはこれが最終的にうつ病を引き起こす要因となることを突きとめている。 
 
 絶えず届くメールやメッセージ、電話、そしてソーシャルメディアSNS)上の交流など、一見すればスマホは他人とのつながりを支えているように思える。しかしスマホはここ10年で至るところで利用されるようになったが、慢性的に孤独を感じていると答える米国人の割合は40%に増えた。30年前の割合は15%だ。スクリーンを見ている時間と実際に相手と会って交流する時間のバランスをとれない人は、特に精神的な負担が著しい。相手と対面で会話をすると人は多重的かつ継続的な知覚経験に取り巻かれるが、テキストのやりとりや動画メッセージで得られるのはその数分の一にとどまる。相手と対面でコミュニケーションを取ることには孤独やうつを軽減させる可能性を秘めているが、テクノロジーのみを利用したコミュニケーションでは、その豊かな神経学的効果が得られなくなる。 わずか数世代前まで、人は起きている時間のほとんどを屋外で過ごしていた。日光を直接あびれば脳のセロトニン分泌は活性化されるほか、季節性情動障害の予防にもなり、目の光受容細胞も刺激される。これによって体内時計が調整され、睡眠パターンが整う。しかし、今は1日の93%を屋内で過ごす。このことは精神状態に影響をもたらすだけでなく、回復性睡眠を取ろうとする体の妨げにもなる。人工的な明かり、特にスクリーンが発するブルーライトなどを見続けると、電源を切ってから45分が経過しなければ眠りを誘うホルモンであるメラトニンは分泌されにくくなる。結果的に睡眠不足になれば、うつになるきっかけや症状がさらに悪化する。 
 
 われわれがどれほど技術に依存していて、それは健康にどのような影響をもたらすのかーー。それを最も明確に示すのは、2010年に実施された「アンプラグド」実験と呼ばれるものだ。実験には世界中の19の大学から約1000人の学生が参加し、24時間にわたっていかなるスクリーンも見ない生活に挑んだ。ほとんどの学生は数時間で脱落し、多くは薬物中毒からの離脱に似た症状を訴えた。ただし当初の不快感を乗り越え実験を最後までやり遂げた人たちは気分の安定、集中力の維持、意味のある会話のやりとり、友達とのより深いつながり、そしてマインドフルネスも感じられるなど数多くの利点があったと述べた。 
 
 これは反テクノロジーを訴える宣言ではない。個人向けのこれらハイテク端末はこれからも使われ続けるだろう。多くの人が突如テクノロジーに依存しなくなることなど、アトランティス大陸が発見されることと同じくらい考えにくい。しかし幸運なことに、われわれの精神的な健康を阻害する新たな技術は、使い方次第ではうつの症状を軽減したり改善したりすることもできる。時に、問題そのものに解決方法が秘められている場合もあるのだ。うまく対処する方法は 
カンザス大学にある筆者の医療研究チームは、薬に頼らないうつ治療としてセラピューティック・ライフスタイル・チェンジ(TLC)と呼ばれる6段階のプログラムを開発している。以下の3つのステップは、新たな技術を活用した対策だ。
 
1.適度な明かりを浴びる 
人工光を作り出すライトボックスを使えば、太陽光と同じ照度(1万ルクス)と広域の露光量を再現できる。これは冬の間は特に効果的だが、1年を通して使う患者も多い。1日あたり30分、毎日同じ時間帯にライトボックスの前に座ってみよう。
 
2. 座りっぱなしは避けよう 
「運動」が錠剤なら、全ての医者がうつに悩む患者にそれを処方するだろう。週に3回、早歩きで30分ウオーキングをするだけで抗うつ剤を服用したのと同じ程度の効果を得られ、しかも副作用はない。「Fitocracy」などのようなアプリを使えば、スマホが個人トレーナーに早変わりだ。
 
3.就寝前のコツ 
ベッドに入る1時間前には部屋の温度を少し低めに設定し、可変抵抗器を使って屋内の明かりを落とすのが効果的だ。またブルーライトを軽減させる「Night Shift」や「f.lux」といったアプリを使い、スクリーンの色のバランスを黄色みがかったものにしよう。
”””
 
”いろんな理由はおいておき、
「便利になっているように見えて、なぜだか自由に感じたり、ひとと繋がりを感じないよね。鬱かな?こんな方法もあるよ。明かりを浴びて、ときには立ち上がって、ゆっくり寝よう。」
 
こんな感じかな。
 
確かに感じることがあると思います。ケニアにいたときは「なんもねーよどうしよう」と考えていたのに、日本に帰ってきて「ぜんぶある、何しよう」となる。
頭も身体も使わない。それでいて、なんだか時間がないし、独りでいることが多い。不思議な話。
便利なんだよ。ケニアでは牛乳ないから、朝起きてすぐ「乳搾り」してた。いまでは、家の冷蔵庫にある。
みな体感するところあるとおもます。
 
われわれはある意味で、便利さに時間を取られていますよね。その便利さが疲れちゃうんですよ。きっと。精神的に。
 
必要以上に〇〇すぎる。例を挙げると「知りすぎる」
変なことに悩みます。それって自分で解決できますか?なんだかみんなあーだよね。って。情報が多いと、極端に悩みが多くなります。どうでも良いような。問題(解決)には2つの種類があります。解決できるものと、解決できないもの。単純。もっと言うと、
 
・ひとりで解決できるもの。・ひとりじゃどうにもならないもの。
・いますぐ解決できるもの。・時間が解決するもの。
・何をどうやっても解決されないもの。・何を犠牲にしても解決しなければならないもの。
 
特に・ひとりじゃどうにもならないもの。に時間を取られすぎてるワケです。
だんだん繋がりが見えてきました。これを記事中の「進化するガジェット」が解決してるんですよ。
おっと、じゃ便利で、時間が自由になる。
はず。
 
それによって、新たな問題が発生していませんか。新たないざこざを引き起こしていませんか。
 
すごく人間的で、それが魅力。みたいに感じます。
 
少し例をあげます。
たいがいの学生はアホで、下品な会話か、中身のない夢を語るか、恋愛について議論するものです。(わたしも学生ですから)
恋愛。さいきんあったことを重ねながら「知りすぎる」こと。
気になった子がいるとして、SNSに彼女の写真が載っているとします。あるいは彼女のアカウントを定期的に見るとします。
いろいろと勘ぐりませんか。「よくやりとりしてる子は友人なのか、それとも」みたいな。
なんか疲れちゃいますよね。
 
そんなことが、この分野だけではなく、いろんな場所で現れている気がします。

 

それが人間なんでしょうか。

 

朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る。

人に親切にすること、食べ過ぎない事、良い本を読むこと、適度に散歩する事、信条や国家を問わず、あらゆる人々と仲良く暮らせるように努力すること。

これらを心に生きてみようと思います。

 

考えすぎないでください。わたしが書く、本ブログは適当な道を適当なひとと歩きながら、話すような内容です。留意して見るようなもんじゃありません。

 

しらいし