「日本は終わっている」のか。

「日本は終わっている」よく聞きます。

しかし,それはバブル崩壊からすぐに言われ出しましたし,「失われた10年」が「失われた20年」になり...。一体いつまで失われてるのか。と思うところです。

 

「日本は終わっている」んじゃないですか?

 

いや,終わっています。

 

つまり,「終わっている」と思っている人が多いことが大きな理由です。

勝負ありと,白旗あげたことで終わるんです。たとえロスタイムがあっても,まだ8回裏でも。

 

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必要なのは直面する課題を直視すること。どこの国のトップだろうが,アホだろうが,経営者だろうが,どんな経済状態でも,二日酔いでも,いつでも直視しなければいけないんです。

ようは,この問題をどう処理するか。見て見ぬ振りをするか,本当に見えていないのか。

 

南アフリカ大統領でノーベル平和賞受賞者のネルソン・マンデラ氏はこう言いました。

"I never lose. I either win or learn" (決して負けることはない。勝つか,学ぶかどちらかだ)

 

私も大学の広報誌に文章を書いた際にも示しました(以下引用)

 

いろいろな人に無理を言い,迷惑をかけた。その中で学んだのは謙虚に自己分析,わからないことは専門家に頼り,学びに貪欲になることだ。我々はそれをする素晴らしい環境にいる。皆,やってやろうではないか。

 

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日本国の問題を誰が問題提起して,議論するんでしょうか。

「どうせ,ダメなのよね」と安易に開き直り,またドラマのヒロインのごとく「日本は終わり」論を語り,悲観的に酔っている人が多いと感じます。なんだかよくわかりませんが,ダサいのでやめましょう。

 

我々に広く求められているのは,己の欠点と誤りを直視して,過去・現在の状態と経験から学び,改善に向けて取り組むことです。

 

今の日本にこの気合いがかけている気がしてなりません。二日酔いのアホはそう思います。