「人生」における「楽観性」- 「鬱」という影はなにか。

世には”楽観性を持った人”がいます。

 

「あと1時間もある」または「あと1時間しかない」。どう考えるますか?心の余裕が違います。

「あと1時間もある」と考える人を”楽観的な人”。「あと1時間しかない」と考える人を”悲観的な”人。

 

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マーティン・セリグマンという心理学者は,”well-being(ウェルビーイング)*”について理論的に検証しました。”持続的な幸福”は5つの要素があると説明します。

世界保健機関による「健康」の定義は"Health is a state of complete physical, mental and WELL-BEING and not merely the absence of disease or infirmity." としており,身体的,精神的,『社会的』な健康を構築する3要素としています。

 

1) Positive Emotion - ポジティな感情

2) Engagement - エンゲージメント(ここでは絆,愛着の意味を用います)

3) Relationship - 関係

4) Meaning and Purpose - 意味と目的 

5) Achievement - 達成

 
 
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またまた,彼の理論では,「個人主義」が「悲観的感情」の要因になり,個人主義が覆う社会においては,永続的に,普遍的に,つまらない失敗を絶望的に考えてしまうことにつながる。としています。つまり「失敗は自分のせい」であると感じてしまうことです。
 
またまたまた,彼の理論では,「大きな存在(神,国家,社会の義務)を認めることで,それに身を委ね,それに意味を見出すことができる」としている。
 
→では,個人主義を抜け出し,神を何でもかんでも信じよ。というのはいささか危険です。
 
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彼の理論1に戻ります。

1) Positive Emotion - ポジティな感情

2) Engagement - エンゲージメント(ここでは絆,愛着の意味を用います)

3) Relationship - 関係

4) Meaning and Purpose - 意味と目的 

5) Achievement - 達成

「人生においてポジティブに考えられるものはなんですか。」「人生において愛着を持てるものはなんですか。」「気が楽な友人は何人いますか。」「人生の意味と目的はなんですか。」「人生に達成すべきことはなんですか。」

 

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そんなことを考えていると,悩み,苦しんでいる時間は勿体無いと感じるはずです。

「楽観性」は後天的な学習もできると見られています。この「楽観性」は人生において,また仕事においても良い影響を与えると考えられています。私も「どうにかなるさー」と考えます。「人生」において必要なのは「自己肯定の哲学」と「持続的な幸福」です。

 

しらいし