簡単な「経歴」など

このところ,所属団体を抜けたせいか,直接ひととお会いするよりメールなどで問合せをいただくことが多くなってきました。直接話すとなると,ベラベラと「経歴」を話せるのですが,文面となると,そうはいきません。そのために(今後,紹介していただくような光栄な機会があれば)ここに文章として,「経歴」(といっても国際協力の仕事関係だけですが)を書き示しておこうと思います。

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白石・陸(しらいし・りく),1996年生まれ。22歳。学部4年(2019年1月現在)

 

2015年(学部1年)のケニア渡航をきっかけに,翌年大学を1年間休学(2016年夏から2017年夏)。休学期間中はケニアの農村部に滞在し「スナノミ症」の治療活動に邁進。国際社会に対して「スナノミ症」根絶を訴え続ける。のちに以前より関わりのあった国際NGO「日本リザルツ」へ移籍,ケニア事務局長として,ケニアの首都ナイロビのスラム街にて,日本政府の資金を用いて「結核」啓発プロジェクトに従事した。

 

ケニアの農村部(エスンバ村)における「スナノミ症」プロジェクトを企画・運営を手がける。自己資金を用いて50名の重篤患者を治療,70家屋を消毒を実施した。そののちにクラウドファンディングサービスを活用し,85名の寄付者から115万円の寄付を頂戴(https://readyfor.jp/projects/jigger_campaign)。487人のスナノミ症患者の治療と、800家屋の消毒を実施した。その後にも「スナノミキャンペーン」を4回にわたって実施。計700名の重篤患者を治療し,1200家屋を消毒した。この「スナノミ症」治療・消毒のノウハウはエスンバ住民が主体となり実施された。このノウハウはケニアの保健省へ詳細に報告され,これ以後は保健省が主体となり実施されている。
さらに,ナイロビでの「結核」啓発プロジェクトの傍にも,スナノミ症の予防になる「靴」の寄付を募り1万3000足、5トン余りもの靴を集める。そのうち1トンほどは滞在したエスンバ村の2000名の住民に届けている。さらに,エスンバ村にある小学校は老朽化が進み,砂の上で授業を行っており児童たちが「スナノミ症」感染の危機にあった。そのため日本政府に協力を仰ぎ「草の根・人間の安全保障無償資金協力 「エスンバ小学校教育・衛生環境改善計画」」としてエスンバ村の小学校へおよそ900万円が供与され,8教室とトイレ6基が建設され,4教室が改修,200台の児童机が設置された。(https://www.ke.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000981.html

 

ケニアのスラム街(カンゲミ地区)における「結核」啓発プロジェクトの運営に従事した。80名の現地保健ボランティアのトレーニングと「結核」クリニックの建設,その成果に基づいて,国際社会に対し,「結核」に関するさまざまな政策提言を実施してきた。

 

さらに「たこ上げ大使」として「世界の繋がりを示す凧」を世界中であげてきた。始まりは東日本大震災の被災地である岩手県釜石市と「世界最大の監獄」「パレスチナガザ地区」において同時にたこ上げ。そののち,同じく大地震に見舞われたネパールや,甚大な被害があった熊本などを始めとし,世界各国(ジョージア,韓国,フィリピン,カンボジア,カナダ,チリ,ハイチなど)で賛同してくださった団体が主体となって輪が広がっている。

 

ケニア滞在中から帰国してからいままで,国際協力分野において「政策提言」を中心として活動を続ける。「現場に実際に赴き,声を聞く」ことを重視している。「スナノミ症」においては,国会議員4名(あべ俊子衆議院議員,秋野公造・参議院議員,小倉まさのぶ・衆議院議員山際大志郎衆議院議員,順序は訪問順。)ほか,JICA(国際協力機構)や在ケニア日本大使館,民間企業の皆さまを現地へご招待,視察が実現した。さらに国際的アイコンで南アフリカの歌姫と呼ばれる「イボンヌ・チャカチャカ」さんも招待した。

 

2018年5月には国際NGO「日本リザルツ」を学業に専念するため退所。「持続的な発展とひとびとの幸せのためには,身を削るだけの支援・援助だけでは不十分である」との仮説のもと「非営利活動」をやめ「ビジネス」に転身。「公正な取り扱いと平等な機会提供」を目的として「ケニアにおける農業サプライチェーンの改革」を行う事業の構築に向け,現地パートナーと共に調査研究・案件化に向け活動を行っている。

 

「スナノミ症」関係を中心として,多数のメディア掲載がある。(今後,更新していくことにする。最終更新2019年3月10日)


 毎日新聞)世界へ 埼玉・白石さん「子どもたち笑顔に」 /東京ー2016年8月

https://mainichi.jp/articles/20160822/ddl/k13/040/107000c


(国際開発ジャーナル)「取り残さない」とは何か ーケニア最貧困地域でスナノミ症の撲滅に挑むー2017年3月


(読売新聞)靴を送ってケニア救おうー2017年9月

http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO004339/20170924-OYTAT50012.html


共同通信ケニアの子ども靴で救え 寄生虫対策で支援呼び掛けー2017年9月

http://www.sankei.com/smp/photo/story/news/170925/sty1709250001-s.html


ほか多数


また駒澤大学では広報誌などに寄稿、インタビューを受け、掲載される。


駒澤大学)広報誌「LINK」Vol.8

「好奇心で始めたボランティア ケニアの農村とスラム街で貧困と闘う」


https://www.komazawa-u.ac.jp/topics/2018/0523-6688.html


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以上です。

 

問い合わせなどは,riku.s@zoho.com までお願いします。

 

しらいし